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2020年01月10日

日本-パラオ親善ヨットレースの経過は…

 昨年、12月29日の正午に横浜をスタートした日本―パラオ親善ヨットレースは、年が明けた1月8日夕刻、<アルタイル3>(今村琢也オーナー)が1、726海里を走破し、見事にファーストホーマーの栄冠を勝ち取った。
北海道小樽マリーナをホームポートに活動する<アルタイル3>(X-41OD)は、期待に違わずレース序盤から艇群をリードし、17時41分57秒にパラオ・コロール島東方に設置されたフィニッシュラインをトップで通過した。
1720余海里の長丁場を制しファーストホーマーの栄冠を勝ち取った<アルタイル3>
フィニッシュ直後、CIQを経てパラオに上陸

次いで、2番手で関東の雄<1122トレッキー>(新田肇オーナー)が1月8日23:31:18にフィニッシュした。<1122トレッキー>(Muir 40C)は、相模湾を舞台に活動する外洋レーサーで、沖縄―東海レース、小笠原レースなど長距離外洋レースに優れた成績を残す強者である。
フィニッシュ後の<1122トレッキー>

日付が変わった1月9日01:53:42に、3番手でフィニッシュラインしたのは〈チームパラオ・ミニー〉(渡真利将博オーナー)。参加艇中、唯一のカタマラン(Lagoon410)で、沖縄県宮古島の平良港から日本・パラオ混合チーム(日本人2名+パラオ人4名)で大健闘と、話題には事欠かない。
日・パ混合チームで健闘した<チームパラオ・ミニー>

レース終盤のメイントラブルが響いたか、<チームパラオ・ミニー>に遅れること約4時間、1月9日05:43:03に<テティス4>(児玉萬平オーナー・First40.7)が4番手でフィニッシュ。次いで、同08:44:13には<マンデーナイト>(岡田清春代表オーナー・Class40)がフィニッシュした。
古豪<テティス4>はレース終了後香港~マニラレース参加の予定
三重県の津ヨットハーバーがホームポートの<マンデーナイト>

1月8日夕方から翌9日早朝までに、<アルタイル3>、<1122トレッキー>、<チームパラオ・ミニー>、<テティス4>、<マンデーナイト>の5艇が相次いでフィニッシュ。
1月9日現在、日本―パラオレースを走るのは<ラッキーレディⅦ>(稲葉文則オーナー)、<翔鴎>(倉橋隆行オーナー)の2艇。おそらく、<ラッキーレディⅦ>は10日に、最終艇の<翔鴎>は翌11日夜にはフィニッシュするものと思われる。

*写真提供/2019-2020日本-パラオ親善レース実行委員会
*レース詳細はhttps://japan-palau-yachtrace.com/