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2022年11月29日

第53回サッポロビール杯ヨットレース
優勝の記―――<LAHAINA Ⅳ>艇長 名取慎悟

 11月20日 曇天 風速4~6Mの北風 サッポロビール杯が開催されました。
 我々<LAHAINA>チームにとって、TYCレースとサッポロビール杯、併せて今シーズン11戦目となるレースとなります。当日のチームオーダーは、道田、河村、義田、岡、そして不肖私、名取の5人。今シーズン共に戦ってきた仲間なので、チームワークには心配ない。
 当日のセイルプランは、150%のヘッドセイルを迷わず選択。レース海面へ向かいます。
 サッポロビール杯は、茜浜沖から波浪観測塔に向かい、戻ってくるソーセージコースなので当日は北風、スタート後に直ぐにスピンを上げることとなります。
 アウターマーク寄りから無事にスタート! トップスタートでスピンラン、先頭を走ります。後方を見ると、二番手に <辯天丸>(横山29)がいる。当日は横浜からレーサーの面々が乗船、三番手には同型艇の<Milkyway Ⅲ>(Y28S)が。こちらも浦安からレーサーの面々が乗船し、意気が上がっています。
 その後方には、クレバーな歯医者さんチームの<PANTA RHEI>(横山24ZEN)がいる。どのチームも強敵なので、後ろからのプレッシャーを感じつつも、波浪観測塔が見えて来たところでスピンジャイブ、波浪観測塔へ進路を取ります。スピンを下して回航後は上りのレグ、ここでヘルムを私から道田さんへ交代する。
 後方を見ると、<辯天丸>と、少し遅れて<Milkyway Ⅲ>が見えるが、上りのレグでは、ミスも無く他艇をどんどん引き離します。
 <辯天丸>、<Milkyway Ⅲ>と<LAHAINAⅣ>はほぼスクラッチですが、<PANTA RHEI>は、レーティングが有利なので、2分以上差をつけないと修正で逆転されてしまうので、<PANTA RHEI>の位置を確認しながら、無事にファーストフィニッシュ、そして、優勝しました。
 終わり良ければ全て良し、今シーズン最後のレースで優勝できたことはとても嬉しく、また来シーズンに向けての希望となったことは言うまでもありません。
 ありがとうございました。

 <LAHAINAⅣ> 近々の戦績
 2021年 サッポロビール杯ヨットレース年間チャンピオン
 2022年 TYCレーススプリングレガッタ クラス優勝
 2022年 スバルザカップヨットレース クラス2位
 2022年 53回サッポロビール杯ヨットレース 優勝