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2022年11月29日

船橋ボートパーク“サッポロビール杯”ヨットレース
いざ出陣、さて、今季最終戦のレース結果は――

 船橋ボートパークをホームポートとするヨット仲間のクラブレース、船橋ボートパーク“サッポロビール杯”ヨットレースの今季最終戦が、11月20日、習志野市茜浜のZOZOTOWN倉庫沖で開催された。この親睦レースは、毎年、3月、6月、9月、11月の年4回開催され、今回で53回目。
 毎年、ボートパークのヨット仲間が楽しみにするこの親睦レースの誕生には、10数年前、横浜から千葉に移り住んだあるひとりのヨットマンの熱い想いがあった。
 
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 「横浜からここに来たのが約11年前。
 それまで船橋に係留地があるなんて知らなかった。
 漁港から東京湾に出ていく途中にサッポロビール工場があるなんて知らなかった。
 船橋の雰囲気が良くて仲間たちが好き。
 サッポロビールはもっと好き。
 この僕の2つの大好きを多くの人にも知ってもらいたくなった。
 だからサッポロビール杯ってネーミングで草レースを始めた。
 そうしたらサッポロビール株式会社広報室に認めてもらえた。
 今では正式に認められ、副賞としてサッポロビールが送られてくるようになりました。
 正真正銘のサッポロビール杯として今回で53回、、、
 熱い想いは伝わりますね。」(サッポロビール杯磯貝実行委員長)
最終戦と云うこともあって、後援していただいているサッポロビール千葉支社の谷垣宏行支社長代理が応援に駆けつけてくれた
 さて、今季最終戦となったサッポロビール杯は、習志野市茜浜のZOZOTOWN倉庫沖をスタートして、湾の沖合に浮かぶ千葉港波浪観測塔をまわり、ZOZOTOWN倉庫沖にフィニッシュするいつものソーセージコース。参加艇は13艇。あいにくの曇空だったが、この時期特有の柔らかい北風のなかで、熱い闘いが繰り広げられた。  東京湾最奥に位置する船橋港沖の海域は水深が10数メートル前後で、コミッティーも風のシフトに遭わせても容易にアンカーの打ち替えが出来る。とくに、沖合に浮かぶ千葉港波浪観測塔という目標物もあり、北風の吹く今の時期は、レース海面としての好条件が揃っている。
 周囲に大型商業施設や工場群が立ち並ぶ東京湾の最奥部で、大小、新旧の区別なく、レース好きの仲間が集い、レガッタを楽しんでいるのが船橋ボートパーク“サッポロビール杯”ヨットレースなのだ。
沖合に浮かぶ千葉港波浪観測塔を回航して、茜浜沖のフィニッシュラインに向かう
 さて、第53回サッポロビール杯ヨットレース・レポートの締めくくりは、最終戦に勝利した<LAHAINA Ⅳ>の優勝記と、惜しくも、3連覇を逃した前回の優勝艇<PANTA RHEI>の参戦記をご紹介して終わりとしよう。


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第53回サッポロビール杯ヨットレース
優勝の記―――<LAHAINA Ⅳ>艇長 名取慎悟

第53回サッポロビール杯ヨットレース
3連覇なるか!―――<PANTA RHEI> 齋藤守